賢者の運用!定期預金で10万円の損を出さないためにやるべき1つのこと
お金を少しでも増やしたい時や、将来のお金として貯蓄しておきたい時、「定期預金」は最も一般的な資産運用の方法として知られています。
低金利時代の現代においては、普通預金として銀行口座に預金していても、ほとんど利息は付きません。一方で、最近では3ヶ月定期や1年定期など、比較的短期間の定期預金も登場しています。
定期預金は長期にわたってお金を預けるケースが多いです。
ほんの少しの金利の違いで、将来受け取るお金は大きく変わってくるのです。
詐欺と言ってもいいぐらい悲しいメガバンク
国内最大の銀行である、三菱東京UFJ銀行は、メガバンクの中でも代表的な会社です。
多くの人が三菱東京UFJ銀行に預金をしており、またUFJで定期預金を組んでいると思います。
しかし、三菱東京UFJ銀行の定期預金金利は「詐欺レベル」と言ってもよいぐらい、金利が低いです。。。(これは三井住友もみずほも同じです)
記事執筆時点での、三菱東京UFJ銀行の普通預金金利は「0.02%」でした。
しかし、1年以下の定期預金で「0.025%」、5年以下の定期預金でも「0.030%」となっており、長期にわたって資金を拘束されるのに、定期預金も普通預金とほとんど金利が変わらないのです。
それなのに、定期預金は途中で解約してしまうと、「解約手数料」を取られてしまいます。
つまり、大手メガバンクで定期預金を組むメリットはほとんどないばかりか、解約手数料によって逆に損をしてしまうリスクの方が高いのです。
三菱東京UFJ銀行の定期預金で最も金利が高くなるのは、「1,000万円以上の10年定期を組む」ことです。(金利0.12%)
この条件でどれぐらいの利息がもらえるのかシミュレーションしてみると、、、
10年後に12万円の利息を受け取ることができます。
(実際には税金が差し引かれるので実際の受取額はもう少し少ないです)
お子さんの大学の資金として三菱東京UFJ銀行で10年定期を組んでおけば、利息分だけで入学祝いぐらいは捻出できそうです。
しかし、「1,000万円を10年預けて12万円しか利息が付かない」と考えると、ちょっと少ない気がします。ちなみに、三菱東京UFJの10年定期だと、普通預金金利の6倍の金利が付きます。
取扱はネット銀行など3社
ナンバーズのネット販売を行うのは、今のところ3つの銀行のみとなっています。
その3つが、「ジャパンネット銀行」、「楽天銀行」、「みずほ銀行」です。
これら3つの金融機関は以前から公営競技の取扱に力を入れています。
例えば、ジャパンネット銀行はBIG・totoや競馬・競輪・ボート・オートレースなどすべての公営競技をネットで取り扱っています。
ありえないほど差がつくネット銀行の定期預金
では、定期預金に定評のあるネット銀行ではどうか?
ここでは、ネット銀行の代表格「ジャパンネット銀行」の10年定期で比較してみたいと思います。
ジャパンネット銀行の普通預金金利は、記事執筆時点で「0.03%」です。
メガバンクの金利とほとんど変わらないのですが、そもそもメガバンクの金利が低すぎるので、「ジャパンネット銀行の普通預金と三菱東京UFJ銀行の5年定期の金利が同じ」という奇妙な状況が起こっています。
では、ジャパンネット銀行の定期預金はどうか?
結論からいうと「ありえないほど金利が高い」です。。。
同じく、ジャパンネット銀行で最も金利が高くなる「1,000万円以上の10年定期を組んだ場合」をシミュレートしてみます。(金利0.42%)
10年後に42万円の利息を受け取ることができます。
(こちらも税金が差し引かれるので実際の受取額はもう少し少ないです)
先ほどの三菱東京UFJ銀行の結果と比較すると、同じ10年定期でも驚くほどの差がついてしまうことがわかります。
ちなみに、ジャパンネット銀行の10年定期は、普通預金金利の14倍もの金利が付きます。
本当に賢く運用できてますか?
上記のケースで、10年定期預金で満期時に受け取れる利息を比較すると、メガバンクとネット銀行では実に30万円以上の差が付きました。
「メガバンクで定期預金を組む」という行為は、言い換えれば30万円以上の損失を出しているのと同じで、これは詐欺だと言っても過言ではないレベルです。
同じ10年定期預金でも、これほどまでに差が付くのです。
もし私が現在、メガバンクで10年定期を組んでいたとすれば、解約手数料を支払ってでもネット銀行の定期預金に乗り換えます。なぜなら、そちらのほうが満期時にトータルで受け取れる金額が間違いなく大きいからです。
安全度はまったく同じ
ジャパンネット銀行とメガバンクでは、「安全度」が違うという方もいると思います。
10年後にはジャパンネット銀行は倒産している可能性もあるのではないかと不安に感じ、ネット銀行への定期預金を敬遠している人も多いかもしれません。
しかし、ここだけの話をするとメガバンクで定期を組もうと、ネット銀行で定期預金を作ろうと、安全性はまったく変わりません。
まず第一の理由として、「ジャパンネット銀行はYahoo!JAPANと三井住友銀行によって作られたネット銀行」だということです。
みなさんもご存知の、超大手IT企業のYahoo!JAPANだけでなく、バックにはちゃんとメガバンクの三井住友銀行が付いています。
財務健全性を表す「自己資本比率」でも、ジャパンネット銀行はメガバンクを上回っており、安全性については文句のつけようがありません。
そして第二の理由は「ペイオフ(預金保険制度)」という制度です。
日本では、もし銀行が破綻しても預金金額1,000万円までは国が補償してくれるという法律があります。
ペイオフは外貨預金などは対象外となりますが、定期預金はペイオフによって守られます。つまり、今回シミュレーションした「1,000万円を10年定期」で組んだ場合、10年の間にジャパンネット銀行が破綻してしまったとしても、そのお金は全額、国が補償してくれるのです。
受け取る利息にほんのわずかな差しか付かないのであれば、どちらを選んでも良いと思います。
しかし、メガバンクとネット銀行の定期預金で、数倍もの差が付くとわかれば、もはやどちらを選ぶべきかは明白です。
こういった賢い運用ができると、生活もより豊かになります。
定期預金を考えているなら、ジャパンネット銀行は大変魅力的な選択肢だと言って間違いありません。